ホワイトニング
歯のホワイトニングで笑顔が似合う白い歯に
歯のホワイトニングを行うことで、歯の色のお悩みを解決することができます。見た目が気になるあまりに、笑う時につい歯を隠してしまったり、人と接するのが苦手になってしまうことは大変残念なことです。歯を白くすることで、気になる歯の色のコンプレックスを解消しませんか?
ここで紹介する、短い治療期間で歯を白くするホワイトニングと、じっくり長期間かけて歯を白くするホワイトニングの4つの方法から、ご自分の目的や要望に合った方法を見つかるはずです。
短時間で歯を白くしたい方におすすめのホワイトニング
結婚式や就職試験などの大切なイベントや、急なパーティーやお呼ばれなどのご予定のために、時間をかけずに歯を白くしたいという方におすすめのホワイトニングの方法を2つご紹介します。どちらも歯科医院で施術を受ける方法なので、手間がかからずあっという間に歯が白くなります。
オフィスホワイトニング(オフィスブリーチ)
「オフィスホワイトニング」とは、歯科医院で専用の機器を使って行う方法です。歯に直接薬剤を塗布し、特殊な光を当てて表面に付着した色素を分解することから、特定の歯の漂白に向いています。また、歯科医や歯科衛生士などが行うので、安心して施術を受けていただけます。
医院でのホワイトニングは高濃度の薬剤の使用が可能なため、1回の施術ですぐに効果が表れるという特長があります。さらに2~3回続けることで、より高い効果を得られることも。ただし、この方法には、即効性がある反面、歯の色が漂白前の状態に近くなる“後戻り”がしやすいという短所があります。
ポーセレンラミネートベニア
ベニアの「表面を仕上げる」「うわべを飾る」という意味からも分かるように、この方法では、薬剤を使って歯を白くするのではなく、歯の表面にポーセレンと呼ばれる薄いセラミックの板を貼りつけて、白く仕上げます。その際、接着面を整えるために歯の表面を削る必要がありますが、0.5mm程度のため神経への影響はありません。
型取りして装着するだけなので、2~3回の通院で完了するなど処置が短期間であることが利点です。特に、生まれつきや薬の摂取が原因による歯の変色でブリーチングが難しい方や、すきっ歯などにより歯の形や向きを変える場合に向いています。
しっかり歯を白くしたい方におすすめのホワイトニング
多少時間がかかっても、歯の白さを長続きさせるためにしっかり漂白したい、そんな方におすすめの2つのホワイトニングの方法をご紹介します。ゆっくりと時間をかけることで、表面だけでなく歯の内部までホワイトニング効果が得られます。
ホームホワイトニング(ホームブリーチ)
歯科医院で行うオフィスホワイトニングに対して、自宅で行う歯の漂白を「ホームホワイトニング」といいます。効果が出るのに2週間ほどかかるため、即効性はありませんが、オフィスホワイトニングに比べて色戻りが少ないというメリットがあります。
ホワイトニングを始める前に、まずは患者様の歯型に合わせてマウスピースを作り、毎日、その中に専用の薬剤を入れて装着するだけなので、誰にでも簡単に行うことができます。1日2時間程度のマウスピースの装着を2~3週間ほど毎日続けることで、オフィスホワイトニングにはない高いホワイトニング効果が得られます。
ウォーキングブリーチ
虫歯の治療などによって神経を抜くと、歯の色は徐々に黒ずんでしまいます。そのような、変色してしまった神経のない歯に薬剤を詰め、薬を浸透させて歯を白くするのが「ウォーキングブリーチ」です。歯科医院で一時的に薬剤を詰める「インターナルブリーチ」に対して、薬を詰めたまま帰宅するため、“歩きながら歯を白くする”という意味からこのような名前になりました。
歯の中に薬剤を封入する際、歯の裏に小さな穴を開けなければならないほか、1週間ごとに薬を詰め替える必要があります。1ヶ月程度治療を続けて、周囲の歯の色に対して違和感がない程度に歯が白くなったら、薬剤を取り除き、穴を埋めれば治療は完了です。
白い歯を保つための注意点
ホワイトニングによってせっかく歯が白くなっても、歯の着色汚れの原因となる食品等を頻繁に摂ると、再び色素が沈着してしまう恐れがあります。また、タバコの煙に含まれるタール(ヤニ)が、表面に付着することで歯の黄ばみが進んでしまうことから、喫煙も歯の色素沈着の大きな原因となります。
特に、タンニン・アントシアニンなどのポリフェノールのような色素成分や、カラメル色素のような着色料を含む食品を摂りすぎると、ステインが付着しやすくなるため注意が必要です。歯の着色汚れの原因となる食品には、以下のようなものがあげられます。
- 緑茶、紅茶、ウーロン茶、コーヒー、ココアなどの飲み物
- 赤ワイン、チョコレート、ブルーベリーなどのポリフェノールを含む食品
- カレーやデミグラスソース、コーラ、ケチャップなどの色の濃い食品
なお、見た目を美しくするために施術を行うホワイトニングは、保険適用外の診療です。虫歯や歯周病のような保険診療とは違って、自費診療となりますことをご留意ください。